気功との出会い
私が練功をしようと積極的に考えたのは、昨年の春(H12年)です。それ以前は、私の気功のイメージは、テレビで見た派手なパフォーマンス(人を飛ばす?等)くらいの乏しいものでした。そんな私が初めて吉宮気功体操を体験した感想は、「これが気功?なに?全然違うじゃん!」でした。良い意味で裏切られたのです。今でもハッキリ覚えていますが、「こんなポーズ(馬歩)出来るわけない!」と思いました。
ライディングフォームと馬歩の共通点
こうして始めた気功ですが、初体験の「馬歩」に、私が長年の競技生活で得た「理想とするライディングフォームと共通するもの」を直感的に感じました。
その共通点は、上半身をリラックスさせ下半身を充実させることです。自転車では、速く走るためには、力をどう入れるか(筋肉の使い方)が大切なので、力を抜くことにはあまり注意がはらわれません。しかし、一流選手のフォームを見ると、身体を柔らかく、無理なく使っていることに気が付きます。「無駄な力を抜くこと=力を引き出すこと」を経験から、自然に身につけているように思います。私もコンディションの良いときはそうでした。
パワーを効率よくペダルに伝達し、推進力へと生かすには、上半身と下半身のバランスが重要です。何かのきっかけで体のバランスが崩れると、筋肉に"力み"(張り)が生じ、その部分とは関係ないところに痛みや問題が起きます。その状態で運動を続けることにより、ますますバランスを崩します。上半身にはガチガチに力が入り、一生懸命ペダルを漕いでいるつもりなのに、脚には思うように力が入らない、無駄な力を使い疲れ、身体はいつか耐えられなくなります。
また自転車に乗れるようになった
気功に出会う前の私の身体は、8年前の交通事故の後遺症と、その後の無理な競技生活でボロボロになり、悲鳴を上げていました。様々な治療を受けて、少し回復していましたが、酷いときはトレーニングで自転車に乗って家を出て10分もすると腰が痛くなり引き返すことの繰り返しでした。その後、日常生活にはさほど支障は無くなりましたが、選手として自転車に乗るのには程遠い状態でした。
それが気功を始めてしばらくすると、自転車に乗ることすら辛い状態の"壁"を越えられたのです。忘れていた「調子が良いときのフォームの感覚」が甦ってきたときは、感動しました。今までのどんな治療でも、これほどの結果は得ることが出来ませんでした。毎日の習慣として練功をするにつれ、身体が良い方向に変わっていくのが感じられ、それと共に気分も晴れ、脚にも徐々に力が戻ってきました。
すべての競技に生かせる吉宮気功体操
この素晴らしい気功体操を理解し、いろいろな競技で、トレーニングやリハビリに取り入れる選手が増えたら、選手や競技のレベルアップ、故障予防、疲労回復等に、大いに役立つと考えます。
練功を続けることで、私の身体が何処まで回復できるのか?とても楽しみに期待しています。
| 大石 一夫(おおいし かずお) |
L'AVENIR(ラヴニール)オーナー
1961年3月24日 秋田県田沢湖町生まれ。
20歳の頃、友達の奨めでロードレーサーに乗り始め、 各地の草レースを総ナメ。
86年
その実力と才能が認められ、実業団チーム「サンシン・レーシング」に加入。
87年
沖縄国体優勝でメジャーレース初制覇。
88年
当時の最強チーム「ボスコ」結成と同時に移籍し、その後全日本選手権2回、国体通算3回、
ツール・ド・北海道、ツール・ド・おきなわ等、国内におけるあらゆるトップレースで優勝を飾る。
91年
「エプソン・ボスコ」から独立し、信州・安曇野を拠点とする「エキップ・あずみの」を設立。
その間、海外のレースや、ツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・北海道などに精力的に参加。
98年春
プロショップ「L'AVENIR」をオープン。
<<主な代表暦>>
86年ツール・ド・ラヴニール日本代表、 89・92年アジア選手権日本代表
90・91・93年世界選手権日本代表、90・94年アジア大会日本代表。 |
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