吉宮気功体操協會トップページ気功コラム集町 好雄
今、気になる症状
気功との出会い


 10年ほど前に、中国の気功の達人が来日するので、気功を科学的に調べて欲しいと某TV局から依頼がありました。当時、半導体の研究を行っていた私に、なぜ依頼が来たのかが分かりませんでしたので、その時は、お断りいたしました。
 その後、TV局と種々の実験を行うため、一ヶ月くらい借り物の装置で気の測定をしました。その結果、例えばサーモグラフィで体温が上昇するとき、低下する気があることが分かりました。その他にもいくつかの実験で興味ある事実が分かりました。
 放送終了後、気功がなぜ健康法として良いのかという疑問を持ち、気功の研究を開始いたしました。今で言う「はまった」ということです。その後、学内で行った研究で吉宮さんと出会い、色々な実験にご協力いただきました。そして、中国では 3,000種とも 4,000種とも言われている気功の中で、重要な功法について本格的に研究を始めました。中国には「未病」という考え方があります。病気にならないための予防治療法の一つが気功であるわけです。気功は病気にかかった場合の治療法としても、古代から現在まで利用されていますが、身体にどのように良いのか、その理由を現代的な科学の手段を用いて、明らかにしようと研究しています。
 
 気功のメカニズムが分かれば、健康法として、あるいは病気の治療法として、西洋医学と併用して利用することができます。今までに、気功を行うと、大脳の働きが休まりリラックスする作用、血流を良くする効果、自律神経系のアンバランスを改善する働き、気功を長く行っていると動脈硬化が遅くなるという効果が分かってきました。呼吸法で低血圧や高血圧を改善することもできます。また「六字訣」や「郭林気功」などに見られるように、発声により内臓に良い影響を与えることが実証されています。ただ、1回や2回の気功で効果が上がり良くなるわけではなく、長く練習することが大切です。
 
 最近では。これまでの研究の成果を応用する研究も始めております。例えば、日常生活でコンピュータを使う必要性が増えた現代生活の中で、人間とコンピュータとの相互関係を改善する、ヒューマン・コンピュータ・インターフェイスの研究も行っております。コンピュータは大変便利な道具ではありますが、眼が疲れる、筋肉疲労になるという弊害もあります。人間にとってより使いやすく、そして疲労を軽減するためのコンピュータの工夫、研究に今までのの研究成果を応用しております。
今後も、気功の良さについて、科学的な立場から研究を続けて行きたいと考えております。